2017.09.16
空き家や自宅が台風被害に!手続きの6つの流れ
今回は、日本では秋に多い、台風が来る前に確認するポイントと、被害にあった時の対応についてお伝えします。
目次
1.台風で注意するポイントとは?
台風で注意するポイントは下記の通りです。
1-1.雨漏り防止
屋根や外壁に亀裂やズレ、コーキングにひび割れがあると、台風による気圧の変化で、雨漏りすることがあります。事前に点検、補強しておきましょう。また、ベランダの排水溝や雨樋が詰まると、雨漏りするケースもありますので、点検、清掃をしておきましょう。
1-2.浸水
大雨で平坦地や、川の決壊などの恐れがある場所では、高級な家財は2階や高い場所に移動しましょう。また、地下や地下街に大量の水が一気に流れ込む場合があります。今から10年以上前ですが、博多駅の地下通路で悲しい事故もありましたので、特に注意が必要です。海や川の近く、ハザードマップで浸水想定地域になっている場所や、高潮、増水の可能性がある地区では気象情報や行政からの情報に注意を払い、すぐ避難できるように準備しておきましょう。
1-3.強風による被害
強風で飛んでしまいそうなものは屋内に移動し、落下しそうなものがないか、目視で確認しましょう。雨が降っていたり、風が強い時に屋根に上がる際は、特にご注意ください。また、電線が切れていたら近づかず、電力会社に電話しましょう。
1-4.乗り物に乗らない
台風で、風が強い時にはハンドルを取られます。大雨時には、地下道などで水没の可能性があります。車やバイク、自転車などの運転は極力控え、外を出歩かないようにしましょう。
1-5.停電や断水に注意
台風による停電はよくありますので、出来るだけエレベーターを使わないようにしましょう。また、停電に備えて、水や食料、ろうそく、懐中電灯などの準備をしておきましょう。
1-6.火災保険
台風が来る前に、火災保険の期間と家財などが含まれているか、特約などの保険内容をチェックしておきましょう。台風で建物に被害があった時や、浸水などの時、保険で修理できる場合があります。
2.台風被害にあった時の対応
台風で、ご自宅や所有不動産(賃貸物件や空き家など)が被害にあったら、火災保険内容を確認し、以下のような手続きで請求することになります。
①手元に保険証券を準備する。
契約期間と、火災保険・家財保険・地震保険の内容を確認します。
②保険会社や代理店に電話し、保険金請求したい旨を伝える。
保険証券を見ながら、どんな被害があったのかを担当者に伝えましょう。
③請求に必要な書類送付を依頼する。
④請求に必要な書類を準備して提出。
故障箇所の見積もりや、現場の写真などが必要になります。
⑤保険会社が審査実施、支払金額が決定。
保険会社が必要書類を元に、審査を実施します。(現地を確認する場合があります。)
⑥保険金が振り込まれる。
ご指定口座に保険金が振込まれます。
3.台風時の空き家の注意点
空き家の注意点は、下記の通りです。
①火災保険の契約期間、保険の種類(火災保険、家財保険、地震保険など)、保険内容を確認する。
②台風で故障箇所などがあれば、保険請求の手続きをする。
③台風で屋根瓦や樹木などが飛散したりして、近隣に迷惑をかけてないか、現地を確認する。
4.まとめ
9月から10月にかけて台風の多いシーズンになります。ご自宅はもちろん、事務所や店舗などでも台風の被害にご注意ください。
中でも、一番注意して頂きたいのは「空き家」です。
空き家にしている住宅は、人が住んでいないので居住しているよりも、住宅の劣化が早くなることが多いです。空き家が近隣にご迷惑をかけていることは多く、台風などの天災時は屋根瓦が飛んだり、庭の樹木が折れて、隣の家に被害をもたらすことはよくあります。
親御さんが入院や介護施設の入居などで、空き家になっている場合、台風などが通過した後には、必ず住宅のチェックに現地に行かれることをオススメします。
皆様が、台風の被害に遭われないことを願っております。
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