2018.01.29
不動産売買は高く売れる市場と安く買える市場のどちらが必要?
スーパーやamazonで売られるような食べ物や消耗品などの一般的な消費財は購入して消費したら終了なので、消費者にとっては安い方が良いですよね。
では、不動産はどうでしょうか?
今回は、不動産売買で高く売れる市場と安く買える市場はどちらが必要なのかを解説します。
目次(下記項目をクリックすると移動します)
1.不動産売買とは?
不動産売買とは、不動産を売却、不動産を購入することです。
不動産売買する不動産は土地と建物に分かれ、土地だけ不動産売買する場合と、土地と建物を不動産売買する場合、分譲マンションのように建物のお部屋を専用利用できる権利と、土地を利用できる権利がまとまったものなどがあります。
1-1.不動産は安く買える市場と高く売れる市場はどちらが必要か?
いきなり結論ですが、不動産は高く売れる市場が必要です。理由は2.から解説を見てください。
2.不動産を安く買える市場とは?
不動産を安く買える市場とは、
競争が発生しにくく、特定の人(企業)だけが不動産を安く買える市場のことです。
一昔前では、不動産競売がそういう市場の一つでしたが、今ではリスクがある不動産競売にも一般の方が参加し、特定の人だけが参加する不動産市場ではなくなってきています。
当たり前のことですが、不動産市場の前に、不動産需要が重要で、不動産需要がない不動産物件はそもそも、高く売れるとか安く売れるというより、需要がない不動産は欲しい人がいないので、
「売れない」ということになります。つまり、不動産を安く買える市場とは、需要がある程度以上あり、その不動産が特定の人(企業)だけが安く買える市場と言い換えることができます。
つまり、完全なクローズドマーケット(閉鎖市場)か、安くてもいいから早く売りたい事情がなければ成立しない不動産市場です。
3.不動産が高く売れる市場とは?
不動産が高く売れる市場とは、
競争が発生しやすく、不特定多数の人(企業)が検討することで、不動産を高く売れる市場のことです。
アメリカでは、誰でも不動産情報にアクセスでき、一番購入条件が良い買主を売主が選ぶことが出来る不動産市場があります。つまり、透明性、公平性が高い不動産市場ということです。
3-1.不動産が高く売れると何が起きるのか?
不動産は高く売れると、ローンの残債が無くなり、手元にお金が残ります。
もし、不動産が安くしか売れなければ、ローンの残債が多く、不動産を売却するためには多額の現金がないと売却できない状態になります。
つまり、家族構成が変わり、子供が独立して広すぎたり、逆に子供が増えて手狭になったり、高齢になったので便利な場所に移りたいなど、新しい生活をしたいので買い替え(住み替え)したいニーズを叶えるには高く売れる市場が必要だということです。
また、リストラや転職などで所得が下がり、ローンがきつくなった時に不動産が高く売れれば、リスタート切りやすいですよね。
4.まとめ
不動産は、建物が古くなり、解体しても土地は残ります。そして、土地はずっと未来に循環していくものなのです。ですから、不動産が高く売れる市場がないと、日本はこれから空き家が2033年には2,000万戸をオーバーし、人口は年間30万人以上減少し、高齢者比率がますます高くなるので、大ピンチになるということです。
それには、流通しやすい不動産市場と、人口が減るわけですから働く場所と、人々が暮らす場所、農業をする場所を分けて、再度都市計画を見直す必要があります。
行政に頼っても、なかなか変わらないので未来テラスも民間企業として、少しずつでも貢献していきたいと思います。
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