2017.12.13
不動産売却の流れ、不動産査定の流れ
不動産売却の基礎であり、根幹になる不動産査定の流れ、不動産売却の流れについて解説します。
1.不動産売却、不動産査定の流れについて
まずは、未来テラスに直接お電話、もしくは公式ホームページなどからお問合せを頂いたところからおはなしします。
不動産売却、不動産査定の流れは大まかに分けますと、下記のようになります。
1〜2:現状確認、ヒアリング
3〜5:各種ご説明
6:媒介契約締結(売却依頼)
7〜8:売却開始準備、案内
9:条件交渉
10:不動産売買契約締結
11~12:決済(引き渡し)準備、実施
つまり、1~6までが「不動産査定の流れ」で、6で媒介契約を締結してから~12までが「不動産売却の流れ」になります。
2.不動産売却の流れ、不動産査定の流れ解説
それでは、個別に解説していきます。
2-1.不動産内覧・現地確認
不動産査定の流れのスタートはご自宅にご訪問し、不動産の現況確認します。尚、境界問題、増改築の箇所、オススメポイント、買主に伝えないとトラブルになる話(例えば故障箇所、敷地内の事件・事故・火事等)があれば先にお伝えください。
2-2.売却相談・現状ヒアリング
売却する際の最優先事項をお伺いし、最適なご提案を実施します。次の転居先やお悩みがあれば、具体的にお伝え頂くと、良いご提案が可能です。
2-3.売却について各種ご説明
エリア説明、仲介の仕組み、仲介と買取の違い、広告活動の種類などをご説明します。
2-4.査定書説明
近隣成約事例、近隣の売出中物件、レインズとは何か、売却の諸費用、不動産査定書の説明などについてご説明します。
2-5.3種類の媒介契約と販売開始価格について
3種類の媒介契約におけるメリット・デメリット、販売開始価格の重要性、反響・案内・契約の関係についてご説明します。
2-6.媒介契約締結(売却依頼)
媒介契約の種類を選択後、売却開始価格を決定し、媒介契約締結(売却のご依頼)後、不動産売却の流れがスタートします!
2-7.物件調査
不動産売却の流れはまず、物件調査からスタートします。土木事務所、市役所、法務局などで道路や法律等の調査を実施、売主様が実施するホームインスペクション(住宅診断)はこのタイミングで実施します。
2-8.不動産購入検討者ご案内
いよいよ不動産売却活動がスタートし、不動産購入検討者が案内(内覧)で現地に来られたら、物件説明は不動産売却の担当エージェントが実施。窓・カーテンを開け、全ての電灯をつけて明るい状態で自由に内覧してもらいましょう。過度な説明は逆効果です。
2-9.条件交渉(不動産買付確約書受領・売渡承諾書記入)
購入検討者から不動産買付確約書(申込)があったら、金額等条件を確認し、条件合意すれば、売渡承諾書に記入・捺印します。
2-10.重要事項説明・売買契約締結
宅地建物取引士により、買主様へ物件に関する重要事項説明、問題が無ければ売買契約の内容を確認後、契約締結します。
2-11.物件引渡し準備・引越
引渡しは、売買契約時に買主様と確認した通りに実施。(基本的にエアコン・カーテンなど全て撤去)マンションの場合、管理会社へ事前に連絡が必要です。
2-12.決済(残代金の受領と物件・鍵の引渡し)
買主様より売買残代金を受領後、所有権移転の実施。マンションは管理費・修繕積立金・駐車場、全ての物件で固定資産税の精算を実施します。
3.まとめ
不動産会社に一括査定サイトなどで査定依頼をして、webに載ってる情報を見ても、全ては理解できません。なぜなら、ほとんどの売主様は、不動産査定、不動産売却が初めてであり、悩みや希望はそれぞれ違います。
さらに、不動産は世界に二つと同じものがなく、特殊性が強いからです。
そして、説明を複数社から受けるときに流れは聞いたから大丈夫だと思っているでしょう?
今回のブログの中で全ては説明し切れていませんが、不動産売却、不動産査定の流れだけでも、これだけ知らないキーワードが出てくるのです。
まとめると、不動産査定、不動産売却は売主がほとんどの方が初めての不動産売却・不動産査定なので、不動産会社選び、つまりパートナー選びで全てが決まるといっても過言ではありません。裁判において、弁護士によることろが大きいのも同じ理屈です。
弁護士に会わずに、依頼することはあまりないと思います。
不動産査定、不動産売却の依頼先は実際に会われて、提案を受けた上で、ご自分の目で判断されると失敗が少ないと思います。