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2017.10.03

激増する介護施設!サービス付き高齢者向け住宅の費用と注意点

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高齢者が急増中の日本では、様々な介護施設があり、利用者にとって大変わかりにくいです。

その中で増加が続く施設にサービス付き高齢者向け住宅という高齢者施設があります。

今回は、サービス付き高齢者向け住宅についてお伝えします。

 

目次

 

 

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サービス付き高齢者向け住宅とは?

サービス付き高齢者向け住宅とは、主に民間企業が運営するバリアフリー対応と高齢者の生活を支えるサービス提供がある高齢者向け住宅のことです。

略して、「サ高住」、「賃貸住宅サ高住」、「サ付き」とも呼ばれます。

 

1-1.サービス付き高齢者向け住宅創設の背景

日本では急速な高齢化社会の進行によって、特別養護老人ホームなどの居住型介護施設の不足や、比較的元気な高齢者向けの住宅が少ないことから、2011年「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」が改正されました。

これによって、それまでの非常にわかりにくかった「高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)」「高齢者専用賃貸住宅(高専賃)」「適合高齢者専用賃貸住宅」「高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)」が一本化され、新しく「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」が創設されたのです。

既存4施設の違いがわかりにくいうえ、要介護状態になった場合は退去しなければならない等の問題がありましたが、サ高住では登録基準の明確化、バリアフリー化、生活相談(食事や健康に関して)と高齢者の日中の見守りなどの高齢者の安心生活を支えるサービスを提供する住宅として、急激にその数を増やしています。

自立型の高齢者向け住宅では、シニア向け分譲マンションがあります。バリアフリー設備で、食事の提供や緊急時対応など有料老人ホーム並みのサービスが受けられます。分譲マンションと同じように所有権があるタイプと、利用権を取得するタイプがあります。

そして同じ建物内に医療・介護事業所が入居している物件は人気があります。

 

1-2.サービス付き高齢者向け住宅の要介護度は?

サービス付き高齢者向け住宅は、要介護高齢者の入居が多い有料老人ホームと違い、主に自立(介護認定なし)あるいは軽度の要介護高齢者の入居者が多いです。

日中は生活相談員が常駐で入居者の安否確認や様々な生活支援サービスを受けられ、ただし、介護が必要になった場合は、訪問介護やデイサービスなど外部の介護サービスと個別契約が必要です。

 

サービス付き高齢者向け住宅の費用と注意点

サービス付き高齢者向け住宅の契約方式は賃貸借契約方式が多いです。また、入居で必要になる費用は、大きく2種類に分けられます。

 

2-1.入居時に必要な資金は?

入居時に必要な資金は、敷金・礼金(一般的には、その他の施設では必要な入居一時金は不要)です。

 

2-2.毎月支払う月額利用料は?

どこの施設でもかかる費用を下記に記載します。また、介護保険自己負担額やその他の費用は有料老人ホームと同様に必要です。介護不要の場合には、介護保険はかかりません。

 

<家賃>

サービス付き高齢者向け住宅の家賃は、近隣の家賃相場を指標としてに家賃設定している施設が多いです。当然ですが、都心部のサ高住では家賃が高くなる傾向にありますし、逆に地方都市や中山間地域などの家賃は低く抑えられています。

<管理費・共益費>

管理費・共益費は、居室以外の共用部の電気代やエレベータのメンテナンス費用など、施設の維持・管理費用です。例えば、温泉がある施設は、管理費・共益費が高い場合があります。

<水道光熱費>

水道光熱費は、実費費用の負担が必要な場合が多いです。管理費・共益費に含まれている場合もありますが、夏季・冬季は割増になる施設がありますので、確認が必要です。

<食費>

食事の提供方法は施設によって違いますが、価格表がある施設がほとんどです。朝食、昼食、夕食で価格が違いますが、1日の食費1,100~1,700円程度、おおよそ月額3~5万円になります。

 

サービス付き高齢者向け住宅と住宅型老人ホームの違い

この2つの施設の大きな違いは、設備、サービス内容、入居費用が違います。

 

サ高住と住宅型老人ホームの設備の違いは?

サ高住にはバリアフリー以外は、設備に対する規制はありません。一方、「住宅型」は、ストレッチャー用エレベーター、汚物処理室などの設備、スプリンクラーの設置などが義務付けられています。

 

サ高住と住宅型老人ホームのサービス内容の違いは?

サービス内容では、「サ高住」は「生活相談、日中の見守り」サービスは必ずついていますが、それ以外の「夜間の緊急通報、食事、ゴミ出し、洗濯、通院の同行」などは任意の有料サービスになっています。住宅型老人ホームは生活相談や日中の見守りは当然ありますし、その他はオプションの有料サービスで対応可能の場合が多いです。

 

サ高住と住宅型老人ホームの入居費用の違いは?

サービス付き高齢者向け住宅は入居一時金はいりませんが、敷金・礼金が必要な場合が多いです。元気な時は、介護サービスなどが必要ないので、月額費用は比較的安い設定ですが、介護が必要になった場合、必要なサービスを受けると別に費用がかかり、高くなることがあります。

また、サービス付き高齢者向け住宅は、生活支援サービス、介護サービス、健康管理サービスなど施設ごとにサービス内容にかなり差があります。よって、入居費用にどんなサービスがあり、いくらの費用がかかるのか、有料老人ホームも含めてしっかりと比較検討が必要です。

 

まとめ

いかがでしたか。

日本には高齢者増加に伴って、様々な介護施設や介護サービスがあります。

しかし、利用者にとって問題点は、介護施設や介護サービスが多すぎて、利用者に分かりづらいことです。

今回は、サービス付き高齢者向け住宅についてお伝えしましたが、介護は、ある日突然やってきます。

その時に、そういえば、「未来テラスのブログ」で解説していたな!と思い出してもらえれば幸いです。

皆さんにとって、介護や相続はもはや人ごとではありません。今から、少しずつでも学びながら、いつか来るその時に困らないように少しずつ覚えていきましょう!

 

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今回は以上になります。それではみなさま、「See you!」

 

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