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2017.10.01

日本版CCRCの課題とシニアコミュニティの未来は?

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皆さんは、CCRCという言葉を聞いたことがあるでしょうか。今回は、今後の日本にとって重要な考え方になるので、是非知っておいて欲しいCCRCについてお伝えします。

 

目次

 

 

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1.CCRC (Continuing Care Retirement Community)とは?

CCRC (Continuing Care Retirement Community)とは、仕事をリタイアした人が、第二の人生を健康的に楽しみ、終身を過ごすコミュニティ(生活共同体)のことで、CCRCは元々、アメリカから生まれた概念で、高齢者になる前から元気なうちに移住し、必要な時に医療と介護ケアを受けて住み続けることができる場所のことです。

CCRCは、アメリカでは1960年代にスタートし、1970年代にアメリカ中に広がりました。日本では、日本版CCRCということで、全国で成功例、失敗例ありながら、運営されています。元気なうちから、将来のことを考えてコミュニティづくりをしていき、将来の不安を抑制し、楽しく、健康的な人生を楽しむ。理想的なコミュニティづくりを目指した概念になります。

 

2.一般的な入居条件は?

 

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<年齢制限は?>

 

コミュニティごとに違いがあり、50歳や55歳以上などの年齢制限はありますが、ご夫婦のどちらか一方が年齢制限をクリアしていれば、配偶者は若くても入居が可能な場合があります。

以前のブログでお伝えしたアメリカのフロリダサンシティというコミュニティでは、55歳以上の年齢制限がありますが、配偶者は若くても大丈夫です。

 

<入居審査は?>

日本では一般的には、健康診断や入居申込書、反社会勢力ではない同意書(暴力団関係者ではない証明)などを提出し、審査があります。一般的には、入居申込から2ヶ月程度までに、入居が必要な場合があります。

 

当然ですが、資金面が難しい場合は入居できません。あくまで、継続的なコミュニティですので、毎月の管理費などの費用は、十分な準備が必要です。

 

<健康状態は?>

基本的に自立して生活できる方が入居条件になることが多いです。施設によっては、簡単な補助が必要な程度であれば、入居可能な場合もあります。

 

3.日本でCCRCを広げるには?

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日本でCCRCを広げていくには、下記のようなことが重要です。

・各機関との連携

人は孤独になり、人と話さない、出歩かない、楽しみがないなどの状態になると、急激に肉体的に、精神的にも衰え始めます。CCRCのようなコミュニティを継続的に実施するには、行政、地域包括ケアセンター、医療機関、介護施設(運営会社)、ケアマネージャー、そして家族との連携が重要であることは間違いありません。

 

・そもそも地方に住みたいのか?

国も行政も、日本で一番人口が多い東京都、特に23区内の高齢者に地方移住を勧めていますが、そもそも高齢者になると、車の運転が危ないのでしなくなり、医療機関や介護施設に通う頻度が高くなり、買い物なども地方で田舎暮らしをするには、「不便」であるとともに、生活自体が難しくなってきます。

また、生まれ故郷ならいざ知らず、何の縁もゆかりもないところで住みたい人ばかりではないので、地方移住が進まない現状があります。

 

・魅力はあるのか?

よく失敗するCCRCやコミュニティでは、そもそも高齢者を勘違いしているケースが多いです。

例えば、今の高齢者は健康でアクティブです。スポーツもすれば、海外旅行にも行きますし、お肉もお魚も食べれば、お酒も飲みます。私が同居している義父は72歳ですが、現役でバリバリ働いてますし、義母は毎日スポーツクラブやダンスに家事もしています。お肉やお魚は大好きで、お酒も飲みます。よって、私達の世代が住居を購入するのと同じく、魅力がなければそこに住みたいと思うわけがありません。

人気があるコミュニティでは、「温暖な気候」「ライフスタイル」「治安の良さ」「生活コスト」「生活の楽しさや生きがい」、などが充実しており、人によっては社会や地域との関わりや、子供達や親族との距離を重視される方もいます。

よって、いかに生活の「豊かさ」を感じられるか。そこに尽きると思います。

 

4.まとめ

あえて老後といいますが、リタイアした後の人生は、子育ても終わり、健康であれば、あとは時間にもお金にも縛られず、好きな時に好きなことを実現する。そんなご褒美なのではないでしょうか。

私も40歳をすぎ、人生の折り返しを迎えたのを機にこのブログもスタートしたわけですが、人生の残りの時間を今迄の集大成としたいと考えるようになりました。

あくまで、個人的な見解ですが、高齢者が増加し、人口が減少するこれからの日本が目指すのは、海外のモデルの参考も大事だと思いますが、以前の日本にあった家族の絆、親戚との付き合い、地域や社会との繋がりが希薄したことによって、様々な問題が表面化している部分もあると思います。

同居でクリアできる問題、地域で解決できる問題、行政との連携が必要な問題、そして各家庭が日本で起きている社会問題と、これからの日本について真剣に考え、協力していくことが解決の糸口のように思います。

最後に、別のブログで、今後の介護施設などの問題と解決策を考えてみたいと思います。

 

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今回は以上になります。それではみなさま、「See you!」

 

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