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2017.07.17
ご近所は空家が迷惑！空き家問題が日本の街を滅ぼす？
今回は、空き家が日本の街に与える影響についておはなししたいと思います。
目次（下記項目をクリックすると移動します）
1.空き家はなぜ問題なのか？
日本の空き家はすでに1,000万戸を超え、2033年には2,000万戸を超えると言われています。
空き家の問題は大きく分けると5つあります。
1-1.防災上の問題
防災上の問題では、空き家老朽化による倒壊、台風や地震などの天災時に倒壊、屋根や外壁の落下、飛散の問題。あとは、放火などによる空き家の火災、延焼の問題があります。
1-2.防犯上の問題
防災上の問題では、空き家への不法侵入や不法滞在が考えられます。よって、空き家があると不安なご近所から未来テラスへ空き家相談がある場合もあります。
1-3.環境衛生上の問題
環境衛生上の問題では、空き家敷地内にゴミや産業廃棄物などが放置、投棄されて、異臭の問題や、害虫・害獣が発生して近隣トラブルになっていて、未来テラスに相談されることもあります。また、雑草や樹木の手入れしていないことが原因で、隣地へ越境し、未来テラスへご相談頂くこともあります。
1-4.風景・景観上の問題
風景・景観上の問題では、著しく破損、腐食等が生じている空き家が近隣の街の景観を壊していたり、空き家の隣の家から不動産売却相談があり、売却開始した時に空き家の状態を見て、購入検討者から敬遠されることも少なくありません。
1-5.地域活性化の問題
地域活性化の問題では、ほとんどの場合、空き家は活用されず、空き家管理もされず、放置されることが多いです。そのため、空き家が増加すると、地域の活気が失われ、転入者も敬遠されがちです。
上記のように、空き家を放置することで、どれだけ隣地や周囲の街に迷惑をかけるかをお分りいただけるかと思います。
2.空き家管理とは？
空き家管理とは、入院や介護施設への入居、相続などの理由により、空き家になった不動産を管理することです。空き家によるご近所や街の衰退などの理由もあり、未来テラスでも地域貢献のために「空き家管理」サービスを開始しましたが、空き家管理は正直言って、利益は出ません（笑）。
ただ、未来テラスは大野城市にあり、私は大野城市に住んでいますし、スタッフも春日市や福岡市周辺に住んでいます。ほぼ、ボランティアに近いので、空き家管理のご依頼があれば、地域貢献の意味でやっています。
このブログを機に、近隣で空き家を見かけたら、お知らせ頂けると幸いです。まずは、近隣から空き家を無くしていきましょう。
3.空き家所有者が注意することは？
空き家所有者の方が注意することは、長期間建物付きの不動産を所有している方や、相続などで空き家を所有された方などが該当しますが、火災保険の切り替えはされているでしょうか。空き家は通常の居宅と火災保険の種類が代わり、自宅などの居宅より火災保険料が高くなる、一般契約になります。
空き家の所有者の方は、必ず、火災保険の内容をチェックして、契約変更もしくは、加入して下さい。天災などで損害賠償があった場合、損害額が数億円になる場合もあります。
4.まとめ
まとめますと、空き家が増加することで、得する人は誰もいません。空き家所有者の方は、賃貸するのか、空き家売却するのか、空き家管理するのか、別で活用するかしましょう。
周辺には、地域の皆様がお住まいになっており、そこには生活があります。正直言って、空き家を放置するのは、無責任であり、近隣からすると迷惑以外の何者でもありません。
きつい言い方をしますが、未来テラスへのご相談や市役所、消費者センターなどへの空き家相談をまとめると、近隣に空き家があることで、みんな迷惑されていますので、所有者の方はどうかご活用お願いいたします。
下に別のブログをご紹介しておきますが、空き家の現状と空き家増加によって、何が起きるのかをおはなししていますので、ご覧下さい。
↓↓↓空き家によって何が起きるのか詳細はコチラ↓↓↓
今から備える！空き家2,000万戸時代に何が起きるか大予測！
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