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2017.07.31

家族の絆で乗り越える。111万人が抱えるうつ病と不動産売買

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今回は、うつ病と不動産売買について解説します。

あまり自分には関係ないように見えるこのテーマですが、実はご家族やお友達などのためにも、知っておかないと大変なことになる要素を含んでいます。今回は、不動産購入する場合、不動産売却をする場合を分けて、解説と注意点をおはなしします。

最初に、うつ病について簡単に解説します。(今回は、うつ病と躁うつ病の違いや区別はせず総じてうつ病と表現します。医学的なはなしについては、間違いの元ですので、割愛します)

 

目次(下記項目をクリックすると移動します)

 

 

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1.うつ病とは?

うつ病は、精神的、身体的ストレスが重なるなど、人によって様々な理由で、脳の機能障害が起きている状態のことです。


1-1.世界保健デーと世界のうつ病患者数は?

世界保険デーはWHO(世界保健機関)が設立された1948年4月7日を記念して設けられたもので、国際保健医療に関するテーマが選ばれるそうですが、2017年のテーマは「うつ病:一緒に話そう」です。WHOによると、世界のうつ病患者数は3億人以上で、うつ病患者の年間自殺者数は80万人以上になるそうです。凄まじい数ですね・・・。

 

2.日本国内のうつ病患者数とその対策

厚生労働省が全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、2014年に医療機関を受領したうつ病・躁うつ病のそう患者数は111万人にのぼるそうです。また、これに潜在患者数を加えると、300万人にのぼるともいわれています。

うつ病になる要因はそれこそ、人それぞれでしょうが、健康問題、家族問題、経済生活問題、雇用・労働問題などの問題が背景にあると考えられています。厚生労働省は、うつ病を重要な健康問題とし、情報提供、相談支援体制の整備、早期発見、社会的支援を対策しているそうです。

 

3.うつ病患者の住宅購入

うつ病になると、住宅購入で非常に厄介な問題が出て来ます。

それは・・・・。住宅ローンが利用できなくなるということです。

つまり、住宅購入者の9割は現金購入ではなく、住宅ローンを利用しているということです。

住宅ローンには、基本的に団体信用生命保険(以降、長いので団信といいます)という生命保険がセットになっていることが多く、事前審査後の本審査で健康状態を告知しなければなりません。このとき、病気がある場合は治療の状態や時期、飲んでいる薬まで、記載が必要になります。

それでは、うつ病の時はどうなるのでしょうか?

団体信用生命保険の告知書にうつ病と記載すると、団体信用生命保険は審査のハードルが一気に上がります。わたしの経験上、持病でうつ病があるお客様が住宅ローン審査に通ったことがないですし、金融機関に聞いてもあまりないそうです。

 

4.うつ病患者の住宅購入における注意点

うつ病の方が、住宅購入する場合は下記に注意が必要です。

1.住宅ローン審査の書類に嘘の記載をすると、金銭消費貸借契約違反で全額一括返済を求められますので、やめましょう。

2.住宅金融支援機構のフラット35は、団体信用生命保険に未加入でも借入することが可能です。(団信なしは、あまりオススメしません。)

3.団信なしでフラット35の住宅ローンを組んだ場合、債務者(ローンを借りた人・所有者)が死亡した時にも、住宅ローンの残債は無くなりません。

よって、相続人(奥様やお子様)が自宅を相続した場合、住宅ローンの支払いも引き継ぐことになるので注意が必要です。

 

5.不動産所有者がうつ病になったら?

不動産所有者がうつ病になったら、どうしたら良いでしょうか?

1.まずは、休職するのか、退職するのか、復職するのか、転職するのかでも変わってくると思いますが、最初にやって欲しいことは、住宅ローンの残債と、月々の支払い、ボーナス払いの有無と金額、完済時期を調べてまずは状況把握をすることです。

2.その上で、社会復帰するまで家族で持ちこたえられるだけの預貯金などの経済状態なのか、家計簿を見ながら家族会議が必要です。

3.そして、住宅ローンの支払いがきつくなる可能性があるなら、次にやることは不動産査定です。

4.不動産の資産価値(現在、いくらで売れるか)を知り、その上で、住宅ローンを組んでいる金融機関に滞納する前にリスケ(期間を伸ばしてもらったり、一定期間、元本を払わず、利息のみの支払いにしてもらうなど。)の相談に行くか、売却するかどうかを考えましょう。

 

6.不動産所有者がうつ病になった時の注意点

住宅を所有していることで、住宅ローンや固定資産税、メンテナンスなどで負担になるなら、リスケか不動産売却を考えましょう。

住宅ローンは滞納が続くと、競売もしくは、任意売却になりますので、そうならないように、まずは状況把握が必要です。

 

7.まとめ

うつ病は、社会復帰するのに家族や周囲の手助けが必要です。家族や仲間で乗り越え、リスタートしましょう。

無理をしないで、治して元気になるのが先決です。

団信なしのフラット35を利用して住宅を購入する場合は、もしもの時に相続人が困らないような借入額や返済額にしましょう。

不動産が重荷になるなら、まず不動産査定をしてみて、売却したら手元にお金が残るかどうかを把握して、リスケするか売却するかを考えましょう。

競売と任意売却については、下記ブログを参照ください。

 

↓↓↓任意売却と不動産競売の詳細はコチラ↓↓↓

 

 

 

↓↓↓任意売却については、下記ブログをご参照下さい↓↓↓

111万人を突破したうつ病と任意売却、競売の関係
https://imirai.co.jp/?p=5831

 

↓↓↓競売については、下記ブログをご参照下さい↓↓↓

掘り出し不動産物件が安く購入可能?不動産競売とは?
https://imirai.co.jp/?p=4943

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今回は以上になります。それではみなさま、「See you!」

 

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