2017.12.24
高齢者が抱えるペットの将来と相続の悩みとは?
現在、日本では犬と猫の推計全国飼育頭数は約2,000万頭といわれていますが、高齢者と相続が急増する日本では新たな社会問題が発生しようとしています。今回は、ペットを飼う高齢者が抱える相続の問題についてお伝えします。
目次(下記項目をクリックすると移動します)
1.ペットを飼う高齢者の相続不安とは?
ペットを飼う高齢者が相続などの将来的なことで心配になるのは下記のようなことです。
1-1.先にペットが亡くなった時のペットロス
高齢者が飼っているペットが先に亡くなった時のペットロス(悲しみ)は、相当なものです。
ペットは、癒しを与えてくれると同時に、家族の一員でもあります。ペットが亡くなると、家族が亡くなった時と同じような喪失感が襲ってくるので、新しいペットを飼う気になれない方が多いのが実情です。
1-2.高齢者の飼い主が先に亡くなった時のペットの世話
高齢者の飼い主が先に亡くなった時に誰がペットの世話をしてくれるのかという問題です。子供達にも家庭があったり、飼ってあげたい気持ちがあっても、住んでいる住居がペット禁止だったり、動物アレルギーのあるお子様がいたりするので、なかなかペットの世話ができないものです。そのような事情もあり、相続時にペットのことを考えている高齢者の飼い主が増加しているのです。
2.ペットと高齢者の相続データ
ペットと高齢者の相続に関係するデータを下記に記載します。
2-1.年代別のペット飼育状況は?
犬と猫の年代別ペット飼育状況は下記の表の通りです。
年代別に見ると、50代が最も高く、次いで60代、40代が続きます。意外と年代別にばらつきがないんですね。
2-2.ペットの寿命は?
(一社)ペットフード協会データによると、犬全体の平均寿命は14.36歳、猫全体の平均寿命は15.04歳です。
犬は小型の方が寿命が長く、室内で飼う猫は15.81歳、室外で飼う猫は13.26歳と寿命に大きく差があり、人間同様に寿命が伸びて来ています。食べ物や病気の影響が大きそうですね。
2-3.ペットの殺処分推移
環境省のデータによると、1974年時点ではペットの殺処分数は122.1万頭でしたが、2016年には5万5998匹(犬:1万424匹、猫:4万5574匹)まで減少しました。
野良犬、野良猫の減少や、NPO団体などの努力もあるのでしょう。ペットは家族と一緒なので、できるだけ減らしていきたいものです。
3.ペットを飼う高齢者の相続問題解決策
ペットを飼う高齢者の相続問題解決策としては、下記のようなことがあります。
3-1.高齢者が安心してペットを飼うためには?
高齢者が安心してペットを飼うためには、高齢者よりペットが先に亡くなった場合のペットロス対策、高齢者が先に亡くなった場合にどうするか、高齢者が老衰などでペットの面倒をみれなくなった時にどうするのかを解決する必要があります。
ペットロス対策は正直言って難しいですが、安心して新しいペットの将来を気にすることなく飼うことが可能になれば、新しいペットに癒されるかもしれません。
高齢者が先に亡くなった場合と、高齢者がペットの面倒をみれなくなった場合は、高齢者がもしもの時にペットのお世話にかかる費用を準備し、安心して任せられるお世話をしてくれる人または法人をみつけておくことが必要になります。
4.まとめ
未来テラスでも、高齢者の方からのご相談が増加しており、ペットの将来が心配でどうしたら良いかというご相談はよくあります。
ペットは家族でもあり、パートナーでもあります。今後、さらに増加する高齢者だけの世帯や、独居高齢者の方にとって、大きな存在になれます。そして、今回取り上げたのは、実は画期的に解決できる仕組みがあるんです。
ペットと高齢者の相続問題を解決する仕組みはまた取り上げますので、お楽しみに。
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