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2017.08.14

終活の必需品!エンディングノートのメリット・デメリット

isyo_obaasan

突然ですが、終活ってことば、あまり好きじゃないんですよね。エンディングノートって言葉もそうですけど。(笑)

終活もエンディングノートも、言葉を定着させる意味で、最初は良いとしても、ポジティブな感じがあまりしませんよね。明るいとか、未来を感じさせる言葉ではありませんよね。

例えば・・・

終活=満活(人生を満足度の高いものにする活動)

エンディングノート=コミュニケーションノートとか。

言葉のはなしはこの辺にして、皆様の中にもエンディングノートを作らずとも、口頭で十分だと考える方もいるのではないでしょうか。実際に、相続などで苦労したら、家族や子供たちに苦労をかけたくないと思うでしょうが、なかなかいざ触れてみるには、ハードルが高い人もいらっしゃると思います。

でも、未来テラスで毎日、相談を聞いてるのではっきり言いますが、家族のことを考えてるっていうなら、やっておかないとご家族は大変ですよ。まずは知ることから始めて見ましょう。

そこで今回は、終活の意味と、エンディングノートを作るメリットやデメリットについてご紹介します。

 

目次

 

 

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1.終活とは?

「人生の終わりのための活動」の略で、人は誰でも人生の最期を迎えますが、その人生の最期に向けた人生の総括や準備を意味します。

2009年に週刊朝日が造った言葉で、2010年と2012年に流行語大賞にノミネートされました。ちなみに流行語大賞は、2010年「ゲゲゲの~」、2012年「ワイルドだろお〜」のスギちゃんでした。はい、関係ないですね。(笑)

終活が使われはじめた頃は、人生の終焉に向けて墓や葬儀の事前準備をすることでした。しかし今は、人生のエンディングを意識し、考えることで自分と向き合い、今や未来をより良いものにし、自分らしく生きるための活動という意味合いになってきています。

 

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2.エンディングノートのメリット

2-1.書くことを自由に決められる

エンディングノートと遺言書の決定的な違いは、法律的に影響力があるかどうかです。

遺言書は、公正証書などきちんと手順を踏めば、遺産相続など重要なことを決めておくことができます。

それに対してエンディングノートは、法律的意外なことで、資産や負債、カードなどの情報、葬儀やお墓などを含めて、書く人の希望や家族への感謝や伝えたいこと、ご自分の人生の記録などを自由に書くことができます。

 

2-2.家族の負担を減らせる

エンディングノートには自由に書くことができる項目が多いので、亡くなった時や、認知症になった時、入院した時などに、ご自分の資産や、金融機関の引き落としなどでご家族が困らないように、記録を残してわかるようにできます。

また、ご自分の棚卸しをすることで現状を把握できるので、たとえば介護が必要になった時や、延命治療が必要となった時に、ご家族への負担をある程度予測出来るので、軽減できます。

そして、ご自分が入院や介護が必要になった時の費用について、不足があれば生命保険などで、補うことも可能になります。ということで考えれば、ご結婚や出産などでご家族が増えた時、住宅を購入された時に、生命保険に加入や、見直しされる方も多いと思います。

つまり若い世代でも、カードや金融機関の引き落とし、生命保険や自動車保険など、ご自分が入院したり、何か起きたときに、ご家族が困らないようにしておくことが必要になりますよね。

よって、エンディングノートを書いておくことで、ご自分やご家族の現在の経済状況、お子様の将来などを考えて、生命保険や貯蓄などの計画も建てやすくなり、見直しなどの対策を打つことができるようになるメリットがあります。

 

3.エンディングノートのデメリット

3-1.法律的な効力がない

エンディングノートは、ご自分が好きなように書くことができるため、何を書いても問題はありません。ただその分、法律的にエンディングノートが相続における、きちんとした手順を踏んだ遺言のような効力はありませんし、遺産分割に有効なわけでもありません。

よって、遺言書を残される場合、エンディングノートと両方、ご準備されることをオススメします。

 

3-2.セキュリティの問題

エンディングノートに、カード情報や金融機関の口座番号などを記載すること自体は問題がありませんが、紛失した時のことも考えておく必要があります。

エンディングノートに書く内容は、重要なことが多いので、例えば、カードの番号はエンディングノートに記載しても、パスワードは別に記録を残すなどの対策は必要になります。

そして、エンディングノートには、ご自分の資産や負債、不動産や保険の情報、ご家族やお知り合いの連絡先やご住所などの個人情報も記載されると思います。

よって、紛失や盗難にあわないように保管場所をどうするかは、考えておく必要がありますし、エンディングノートの存在を家族が知らなければ、意味のないものになってしまいますので、注意が必要です。

この対策としては、ご家族にエンディングノートを準備していること、そしてどこに保管しているかを伝えておく必要があります。貸金庫などもありかもしれませんね。

 

4.まとめ

エンディングノートは、ご高齢だから必要なだけではなく、ご家族がいらっしゃる方は、みなさん必要なものとご理解いただけたのではないでしょうか。そして、遺言書のように法的な効力はありませんが、気軽に手軽に始められ、何に書いても問題はありませんし、費用はノート代しかかかりません。

そして、ご夫婦といえども、元々他人で知らないことも実は多いのが実情です。まずは、ご結婚を機にエンディングノートをご準備され、始めてみることで、ご家族とご夫婦同士のこと、ご両親のことも色々と知らないことがわかるコミュニケーションツールとしての活用にもなります。

若い時には、ご自分の身に何か起こる確率も低いですし、想定もされてないかもしれませんが、ご家族を守り、ご負担を減らすためにも、まずは日記がわりにご自分のことを記載することから始められてはいかがでしょうか。

 

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