2017.06.21
相続手続きに新制度!法定相続情報証明制度とは?
今回は2017年5月29日より、相続、不動産相続についての新制度になる法定相続情報証明制度について解説したいと思います。
1.「法定相続情報証明制度」とは?
法定相続情報証明制度とは、相続発生時、法務局に相続に関係する戸籍一式(亡くなった方の分。以下、被相続人と記載)と相続関係に関する書面を提出すると、法務局がその戸籍の中身を確認し、相続関係についての証明書を発行してくれる制度です。なんだか難しい言葉が多くてヒジョーに分かりづらいですよね(笑)
2.「法定相続情報証明制度」の利用方法
法定相続情報証明制度の証明書があると相続が発生した際、被相続人名義の戸籍一式の提出先が複数の場合、財産手続きが一部簡素化されます。
これまでは、被相続人の各銀行口座の解約や不動産の名義変更の際には、戸籍一式を手間とコストをかけて複数部用意するか、又は戸籍一式を順番に使用していくなど、コストも時間もかかる状況でした。しかし、本制度の証明書を取得すれば、戸籍一式を一部、用意しておけば他の各所には証明書の利用が可能になります。
3.法定相続情報証明制度のポイント
相続発生後、相続される方への名義変更(不動産登記)は、当然ですが非常に大切です。ところが、未来テラスの現場でも、誰が取得するかの話し合い(遺産分割協議)はしているが、名義変更はせずに放置されている、これが現実には多いです。知らないのか、費用がかかるから相続登記をしないのかはわかりませんが、法律上も何ら罰則規定がないのです。
今回の法定相続情報証明制度により、法務局の関与によって、少しでも「相続登記」について認知されていけば、2033年には2,000万戸を超えるといわれる空き家問題の解決、不動産権利関係の保全と、安全な不動産流通に近づくことを期待します。
しかし、まだまだ不動産登記についても、不動産相続についても一般の方の認知度が低いのも現状ですし、この制度は、一部の相続における手続きが簡素化されるだけですので、まだまだ改善が必要です。というのも、未来テラスでも空き家管理のサービスをしておりますが、不動産登記の所有者名や住所が変更されておらず、連絡がつかないことはよくあります。
空き家になる原因は様々あるのですが、不動産登記が変更されておらず、不動産所有者と連絡がつかないことも空き家増加要因の一つになっています。
3.まとめ
相続などによって、空き家が増加すると治安の悪化や、放火、害虫・害獣発生、天災時の周囲への損害、樹木が伸びて、近隣への迷惑など様々な地域への迷惑がかかることがあります。空き家の問題を解決するため、未来テラスでも空き家管理や、空き家の活用助言、空き家相談、無料不動産査定、解体業者紹介、遺品整理業者紹介、シロアリ等駆除業者紹介、リフォーム会社紹介、税理士や弁護士などの士業紹介などのサービスをしています。
今回解説しました法定相続情報証明制度がそういった相続の手続きを少しでも簡素化につながり、空き家が少しでも減るように、未来テラスは日本、そして社会、1人でも多くの国民の皆様が安心して豊かに暮らせる日が過ごせるように、情報発信とサービスを提供していきます。
次のようなことでお悩みの方は、福岡県大野城市、春日市、福岡市周辺のお客様はもちろん、その他の地域の方も、不動産の無料査定、無料相談会実施中です。
未来テラスは、ご提案に自信がありますので、まずはお気軽にご相談ください。
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今回は以上になります。それではみなさま、「See you!」