2017.10.12
被害額480億円超!高齢者を狙う特殊詐欺とは?
年々巧妙化する特殊詐欺を皆さんご存知でしょうか。
未来テラスへご相談があるお客様でも、不動産詐欺のご相談もありますが、今回は、特に高齢者の方の被害が多い特殊詐欺の概要についてお伝えします。
目次
特殊詐欺とは?
特殊詐欺とは、被害者に電話やSNSなどを利用し、対面することなく欺き、指定した預貯金口座に振込や郵送などの方法で、不特定多数の人から現金等をだまし取る犯罪の総称です。
高齢者に関する消費生活相談において、「詐欺的な手口」に関する相談が特に最近増加傾向にあります。
詐欺的な手口とは?
詐欺的な手口とは、消費者や消費生活センター等が事業者側のだます意思がある相談であることを判断した詐欺や架空請求、融資保証金詐欺、還付金詐欺などのことです。
この数年間を見ると、詐欺的な手口に関する相談は2011年度までは高齢者の相談全体の1割に満たない程度であったものの、2014年度は16.8%を占め、2015年度も16.0%となっています。
特殊詐欺の被害は?
平成27年の検察庁のデータによると、特殊詐欺の「認知件数」は13,824件(前年+432件)、検挙件数は4,112件(前年+860件)、被害額は482億円(-83.5億円)で、被害額は減少に転じたものの、依然として高水準で推移しています。
認知件数とは?
認知件数とは警察が把握している被害件数であり、誰にも相談せず、どこにも届け出をしていない被害者も含めると実際はこの数字をはるかに上回ります。
平均被害額は?
2015年度の高齢者平均被害額は396万円で、全体の平均131万円と比べると「約3倍」と高額であり、依然として、被害に遭った際は深刻です。
しかし、警察や金融機関などの呼びかけ、メディアを見たなどの効果で、相談時点ですでに金銭済みの割合は減少、1件当たりの支払済み平均金額も減少傾向にあります。
特殊詐欺や不動産詐欺の傾向
どんどん新しい手口の特殊詐欺が増加し、警察と詐欺師のいたちごっこのような様相を呈しています。
その中で、最近の詐欺師の傾向として見られるのは、一見しただけだと消費者には商品の価値が分かりにくい仏像やダイヤモンド、古銭などが詐欺手口で使われるようになってきています。
また、これから増加しそうなのは、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関連した投資・チケット関連、仮想通貨、海外不動産投資詐欺、未公開株などについて、今後も注意が必要です。
また、別のブログで紹介しましたが、レターパックや宅配便等でお金を送付するよう指示することは全て詐欺に共通する手口です。
お金を振り込め、お金を渡してほしい、レターパックや宅配便でお金を送ってほしいなどの電話があったら、すぐにご家族や警察などに電話して、相談しましょう。
また不動産関連詐欺では、海外不動産投資詐欺、家庭菜園などの山売りまたは山林分譲などの詐欺、メガソーラーなどの不動産実態がなかったり、建物が建てられなかったり、物件の現地まで行くのに、他人の土地を通らないと行けない土地なども、引き続き注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか。
今回、解説した特殊詐欺は年々巧妙かつ、時事ネタを取り込み、新しい特殊詐欺がどんどん生まれています。
こういった特殊詐欺の特徴は、被害者の心理を揺さぶるということです。
つまり、慌てさせる、悲しませる、怒るといった心の動きを利用した詐欺が多いということです。
人は正常な意識であれば、間違った選択は少ないですが、感情が揺さぶられた状態では、選択を誤ることが多いものです。
また、こういった特殊詐欺は、高齢者の被害者が多いですが、子を持つ親、介護などで一人暮らしの親を持つ子なども被害にあっています。
つまり、家族を大事にする気持ちがある人ほど、家族に何かあったら慌ててしまうものです。
これらを防ぐには、普段から家族のコミュニケーションをとっておく他に、方法はありません。
皆様のご家族が被害に遭わないように、継続して情報発信をしていきますので、情報共有や拡散のご協力をお願いします。
↓↓↓レターパックを利用した詐欺の詳細は、下記ブログをご参照下さい↓↓↓
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今回は以上になります。それではみなさま、「See you!」