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2017.08.28
騙されるな！リボ払いと消費者金融は泥沼の入り口
最近というか前からですが、新規のクレジットカード会社がカード作りませんか？とか、持っているクレジットカードのリボ払いをしたらポイントあげますとか、そういった案内が異常に多くありませんか？未来テラスにご相談に来られるお客様で、リストラや転職、高齢によって住宅ローンの支払いが苦しい、任意売却や競売、自己破産などのご相談の時は、大体このクレジットカードのリボ払いと、銀行のフリーローン、消費者金融が3点セットのように利用されている方が多いです。
なぜリボ払いが良くないのか、そしてなぜリボ払いを勧められるのか？
リボ払いは「百害あって一利なし」
今回は、その中でクレジットカードのリボ払いについてお伝えします。
目次
1.リボ払いとは？
リボルビング払いの略で、カード利用者が自分で毎月の支払い額を決め、支払っていく方法です。
違う名称で、キャッシングリボと呼ぶ場合もあります。
クレジットカードの支払方法は大きく「一括払い」「ボーナス一括払い」「分割払い」「リボ払い」の4種類が基本の支払いです。4つのうち、一括払いとボーナス一括払いは金利手数料が発生しませんが、分割払いとリボ払いは金利手数料が発生します。
1-1.リボ払いの金利手数料は？
そして、リボ払いの金利手数料は、楽天カード、三井住友カード、エポスカードなど色々ありますが、一般的に年利15.00％前後とかなり高いです。
1-2.年利とは？
一年間借りっぱなしにした時に、かかる金利なので、年利15%だと・・・
- 1ヶ月…1.25%（15×1÷12）
- 2ヶ月…2.5%（15×2÷12）
- 3ヶ月…3.75%（15×3÷12）
- 4ヶ月…5.0%（15×4÷12）
- 半年…7.5%（15×6÷12）
- 1年…15.0%（15×12÷12）
カード利用金額や利用件数にかかわらず、毎月指定の支払い元金と手数料を支払う方法で、毎月の支払い日にかかわらず、銀行やコンビニATMから「繰上返済」（臨時支払い）も可能です。
欧米では一般的とか、カードポイントくれるとか、ギフトカードくれるとかあの手この手で、カード会社は利用を促します。
2.なぜリボ払いが良くないのか？
ズバリ、手数料をたくさん払うことになるからです。
いつまでたってもお金は増えず、自分の意思で毎月の支払い金額を決められるということは、毎月の支払いを少なくする方が多いんです。結果、返済期間が長くなり、完済前にまたカードを利用し、リボ払いにするといった無限ループに陥ります。どんどん、支払いが苦しくなっていく人が多いのは、そのためです。
3.なぜリボ払いを勧められるのか？
ズバリ、クレジットカード会社が儲かるからです。
金利は高く、長期返済。金貸しにとって、これ以上のことはありません。毎月、カード会社がキャンペーンやポイントプレゼントなどをするのはこのためです。
そして、クレジットカード会社の収益構造を解説すると、大きく分けると2つに分かれます。
一つ目は、「加盟店からの手数料収入」
二つ目は、「カード利用者が分割・リボ払いすることによる金利・手数料収入」
上記2つのうち、クレジットカード会社が一番儲かり、カード利用者からの金利・手数料が最大化するのが「リボ払い」です。そのため、リボ払いはクレジットカード会社にとっては「どんどん使ってほしい」支払方法です。
テレビCMなどでリボ払いは賢いとか、スマートだとかのイメージづけをしたいのです。そして、「リボ払い」は一度始めると、なかなか抜け出せないものです。
よって、毎月高金利、高手数料なので利用者はどんどんキャッシュフローが悪くなり、資金繰りが悪化、ひいては、消費者金融などと並行利用を開始し、住宅ローンの支払いまで苦しくなるという悪循環が発生、任意売却、競売になってしまいます。
これがいつもご相談に来られる方の鉄板パターンです。
4.まとめ
大体ですが、支払いが苦しくなっても生活を変えられないパターンでリボ払い、消費者金融に手を出される方が多いようです。未来で確実に収入が上がるとか、見込みがないのにリボ払いや消費者金融に手を出されると、非常にまずい事態になる方が多いです。
ローンの問題は、できるだけ早い相談があなたを救います。
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